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日本における高リスク転移性ホルモン感受性前立腺がん患者の臨床転帰を観察するレジストリ試験を実施

2019/07/29

ヤンセンファーマ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:クリス・フウリガン、以下「ヤンセン」)はこのほど、日本における高リスク*転移性ホルモン感受性前立腺がん患者を対象とした臨床転帰を観察するレジストリ試験1を開始するため、一般社団法人日本泌尿器科学会(事務局:東京都文京区、理事長:大家基嗣、以下「JUA」)とアドバイザー契約を締結しました。この契約に基づき、JUAは研究計画や得られたデータの解析結果の医学的解釈について助言などの支援を行います。本レジストリ試験は、日本の通常診療における高リスク転移性ホルモン感受性前立腺がん患者に対する臨床転帰及び患者報告アウトカム(PRO)を長期に観察することを目的にしています。

 

前立腺がんは日本で4番目2に頻度が高い男性悪性腫瘍ですが、他のがんと比べて予後は比較的良好で、ステージ IVの5年相対生存率は63.7%3です。高リスク又は高腫瘍量転移性ホルモン感受性前立腺がん患者に対する治療選択肢は多いため、各治療法から効果が得られるのはどのような種類の患者であるかを明らかにすることが重要です。本多施設共同、前向き、観察的レジストリ試験は、高リスク転移性ホルモン感受性前立腺がん患者の前立腺がんマネージメントの改善のため、通常診療データを観察するようデザインしています。

 

大規模に症例を解析することで、前立腺がんの全身治療がどのような患者に効果を及ぼすのかを理解し、より良い治療へつなげていくことができると期待されています。この研究は、前立腺がん領域におけるヤンセンのコミットメントをさらに強固にするものです。ヤンセンは、今後もアンメットメディカルニーズに応えることで、患者さんのQOL向上に貢献してまいります。

 

*高リスクの基準は,Gleason score 8以上,骨転移3ヵ所以上,及び内臓転移の存在の3つの高リスク因子のうち2つ以上を満たすもの。

 

 

レジストリ試験について

レジストリ試験とは、特定の疾患の患者群における治療や医療機器等の医療情報を収集してデータベースを構築し、日常診療における治療内容や治療経過などを解明することで、疾患の理解や、医療の向上に役立てる事を目的とした研究です。

 

転移性ホルモン感受性前立腺がんについて

転移性前立腺がんは、前立腺以外の部位に広がったがんです1。転移性ホルモン感受性前立腺がんは、ホルモン療法が依然として有効な状態にある転移性前立腺がんを指します1。転移性前立腺がんと新たに診断された患者は予後不良となる傾向があるため、新たな治療選択肢が求められています2,3

 

ヤンセンについて

ヤンセンが目指すのは、病が過去のものになる未来をつくることです。
治療が困難な病を過去のものとするために、科学の力で病に打ち克ち、画期的な発想力で多くの人々に薬を届け、真心を持って癒し希望を与えます。私たちはがん、免疫疾患、精神・神経疾患、ワクチン・感染症、代謝・循環器疾患、肺高血圧症の分野で貢献ができると考え、注力しています。
ヤンセンに関する詳しい情報はwww.janssen.com/japan/をご覧ください。
www.facebook.com/JanssenJapan/をフォローしてください。

 

ヤンセンファーマ株式会社は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの医薬品部門であるヤンセンファーマグループの一員です。

 

参考文献

  1. UMIN試験ID:UMIN000037127
  2. 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」、地域がん登録全国合計によるがん罹患データ(2014年)
  3. 全国がん協部位別臨床病期別5年相対生存率<2007~2009年診断症例>

 

【本件に関するお問合せ先】

 ヤンセンファーマ株式会社 コミュニケーション&パブリックアフェアーズ部

TEL:03-4411-5046   FAX: 03-4411-5050   E-mail: [email protected]