日東メディック、キョーリン リメディオ、東和薬品、武田テバファーマの各社は7日までに、アレルギー性鼻炎治療剤フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液27.5μgを限定出荷の対象に加えることについて、医療関係者向けサイトでそれぞれ周知した。
対象は、フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液27.5μg「ニットー」56/120噴霧用、同「杏林」56/120噴霧用、同「トーワ」56/120噴霧用、同「武田テバ」56/120噴霧用。
日東メディックは、5日付で医療関係者向けの案内を掲載。限定出荷の理由として「イスラエル情勢の影響等による原薬調達が不安定だったことに加え、能登半島地震の影響で生産計画に相当の遅れが生じた」ことを挙げている。
キョーリン リメディオと東和薬品は、限定出荷の理由として製造委託先の事情を挙げているが、両社が医療関係者向けサイトで公表している情報によると、今回の対象製品を製造しているのは日東メディック。限定出荷の開始は、キョーリン リメディオが5日、東和薬品が6日から。
一方、武田テバファーマは、7日付で医療関係者向けサイトに案内を掲載した。理由として、他社の限定出荷の影響を挙げている。