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【謹告】テリパラチド酢酸塩に関する特許権について

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謹   告

テリパラチド酢酸塩に関する特許権について

 旭化成ファーマ株式会社(以下「当社」)は、テリパラチド酢酸塩を有効成分とする「テリボン®皮下注用56.5μg」を製造販売しております。
 当社は、テリパラチド酢酸塩を有効成分とする骨粗鬆症治療剤ないし予防剤に関する特許権7件(日本特許第6522715号、同第6150846号、同第6043008号、同第6198346号、同第6275900号、同第6274634号、同第6301524号)、テリパラチド酢酸塩を有効成分とする凍結乾燥製剤等に関する特許権11件(日本特許第5922833号、同第5960935号、同第5996824号、同第6031633号、同第6057492号、同第6025881号、同第6258426号、同第6487597号、同第6467102号、同第6510737号、同第6830136号)を保有しております。
 今般、無効審判係属中でありました、以下の特許請求の範囲(請求項2は省略)を有する特許権(日本特許第6522715号)に対し、特許有効との審決がなされましたのでお知らせ申し上げます。
【請求項1】
  1回当たり200単位のPTH(1-34)又はその塩が週1回投与され、PTH(1-34)又はその塩を有効成分として含有する、骨粗鬆症治療剤ないし予防剤であって、下記(1)~(3)の全ての条件を満たす骨粗鬆症患者を対象とし、皮下注射投与であることを特徴とする、骨折抑制のための骨粗鬆症治療剤ないし予防剤;
(1)年齢が65歳以上である
(2)既存の骨折がある
(3)骨密度が若年成人平均値の80%未満である、および/または、骨萎縮度が萎縮度I度以上である
 これら特許権は有効に存続しており、当社は、これら特許権を侵害する行為、または侵害するおそれのある行為に対しましては、厳正なる法的処置を講じる所存です。
 テリパラチド酢酸塩を有効成分とする骨粗鬆症治療剤ないし予防剤またはテリパラチド酢酸塩を有効成分とする凍結乾燥製剤の製造、販売、輸入等を計画されている企業におかれましては、当社の知的財産権の侵害行為のないよう、十分ご留意いただきたくお知らせ申し上げます。

2021年6月21日

  旭化成ファーマ株式会社
    東京都千代田区有楽町一丁目1番2号

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