サワイグループホールディングス(HD)は10日、能登半島地震の影響で稼働が遅れている子会社のトラストファーマテックの工場について、稼働開始が9日の週から15日の週にさらに遅れることを明らかにした。工場内の給排水や空調などの補修に当初の想定よりも時間がかかっているためだ。ただ在庫もあるため供給には問題はないという。
トラストで製造しているのはアロプリノール錠100mgと一部工程を製造しているエソメプラゾールカプセル20mg。
サワイHDは5日、日刊薬業の取材にトラスト工場の一部建物にひび割れがあり、点検のため4日の稼働予定日を9日の週に遅らせると答えていた。