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アステナHD、能登半島地震で珠洲本社が被災  建屋の状態把握困難、従業員は全員無事【無料公開】

2024/1/3 21:36

 本社機能の一部を石川県珠洲市に持つアステナホールディングス(HD)は2日、能登半島地震で「珠洲本社」の建屋が被災したと発表した。現時点では建屋の状態把握は困難だが、珠洲本社の全従業員と家族の無事は確認できているという。

 アステナHDは原薬や医薬品、化粧品、健康食品などを扱うメーカー。同社は本社機能の一極集中を避け多様な働き方を推進する観点から、東京都中央区日本橋本町にある本社の一部機能を2021年から段階的に珠洲市にある珠洲本社に移してきた。岩城慶太郎社長も珠洲市に移住したことを公表していた。

 珠洲市では1日に震度6強の地震があり、その影響で停電や断水となり、避難所も開設されている。
 
 同社は、現時点では珠洲市にある本社の建屋の状態を把握するのは困難な状況にあり、余震が続く中で従業員の安全に十分に配慮した上で適宜状況把握に努めていくとしている。

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