メディパルホールディングスの子会社アトル(渡辺紳二郎社長)は7日、日刊薬業の取材に応じ、同日付で熊本県から災害時における緊急通行車両の指定が下り、鹿児島県霧島市にある物流センターから、豪雨による球磨川の氾濫で大きな被害を受けた熊本県人吉市への医薬品の安定的な配送が可能になったことを明らかにした。
熊本県南部の豪雨で九州自動車道の一部区間が通行止めとなり、配送に支障が出ていた。7日に人吉市内の透析施設に透析液60箱の納品があったが、指定が下りたことで円滑に通行できたという。
熊本県内で事業を行う医薬品卸からなる熊本県医薬品卸業協会が県に働き掛けを行ったことでアトルは同日許可証を取得できた。